【SVS6最終488位】マスカーニャキラフロル
皆さんはじめまして。
シーズン6にて自身初の最終3桁&レート1900超えを達成できたので、記念に構築記事なるものを書いてみようと思います。記事を書くのは初めてなので拙い部分も多いかと思いますが、何卒温かい目で見ていただけると幸いです。
使用構築
使用した構築は以下の通り。
構築経緯
しざよさんの動画で紹介されていたゴツメキラフロルが面白そうだったので、このポケモンを軸に構築を組み始めた。当初は↓のような並びを使っていたが、序盤~中盤
はリキキリンの役割対象であるキノガッサやキョジオーンをあまり見かけなかったことに加え、カイリューが重いという現環境の構築にあるまじき事態が起きていたため、リキキリンを甘えるハバタクカミに変更。この時は基本的に初手襷パオジアンから入っていたが、パオジアンではキラフロルが呼ぶWロトムやハバタクカミの対処が安定しなかったほか、裏からヘイラッシャが出てきてあくびでテンポを取られることが多かった。そのため、初手の襷枠としてキラフロルが呼ぶ特殊ポケモンや水・地面タイプに強いマスカーニャを採用し、パオジアンは受け出ししてくるヘイラッシャを返り討ちにできる悪テラス鉢巻に変更。マスカ―ニャやキラフロルがパオジアンのつららで怯んで無償で突破されることがあまりに多かったので、せめてもの対策としてカイリューをノーマルテラスのあつぞこブーツ型からフェアリーテラスのおんみつマント型に変更し、構築が完成した。
個体紹介
キラフロル@ゴツゴツメット 特性:どくげしょう テラスタイプ:くさ
技:パワージェム だいちのちから ステルスロック どくどく
実数値:159(4)-×-156(252)-151(4)-102(4)-137(244)
H:16n-1
B:特化
S:準速サーフゴー抜き
CD:余り
本構築の軸となるポケモン。
初手には置かず、マスカ―ニャに飛んでくる格闘技やしんそく、とんぼがえりなどに受け出ししてゴツメを触らせつつどくびしを撒いていく。この動きはあまり警戒されないのかかなり刺さることが多く、どくタイプのいない相手にはイージーウィンを量産してくれた。
一般的な襷キラフロルは初手で特殊ポケモンと対面してしまうとどくびしを撒けずに退場してしまうことも多いが、この型のキラフロルであればほぼ確実にどくびしを展開できるため、とても試合の流れを組み立てやすかった。
また、本構築は一見するとミミッキュがあまりに刺さり過ぎているためミミッキュはほぼ100%選出されたが、じゃれつくやかげうちにキラフロルを投げると相手の体力がスリップダメージでみるみる溶けていく上にどくびしまで撒けて莫大なアドを稼ぐことができた。
くさテラスを切ることで苦手な地震持ちにも無理やりどくどくを入れて体力を削ることができ、かなり汎用性の高いポケモンだった。テラスタルするとどくどくが必中でなくなるのはご愛嬌。
ステロはあまり使わなかったので、より多くの定数ダメージを稼げるこらえるやニードルガードでも良かったかもしれない。
テツノカイナ@とつげきチョッキ 特性:クォークチャージ テラスタイプ:みず
実数値:229-211(252)-128-63-114(204)-77(52)
A:特化
D:臆病眼鏡テツノツツミのハイドロポンプ確定3発
S:余り
鬼の対面性能を持つポケモン。このポケモンについては特に言うことはなく、シンプルに強かった。
ねこだましという技が相手のテラスタイプ判別や毒ダメ稼ぎ、タスキケアなど様々な役割を持っており、非常に便利だった。
テラスタイプはパオジアンやイーユイに強めなみずタイプ。
パオジアン@こだわりハチマキ 特性:わざわいのつるぎ テラスタイプ:あく
実数値:155-188(244)-110(76)-×-85-179(188)
A:余り
A無振りディンルーのじしん低乱数2発(10.9%)
S:最速110族抜き
火力お化け。
選出率はあまり高くなかったが、相手に低速ポケモンが多い場合には積極的に出していた。悪テラスかみくだくにはHBヘイラッシャすら受け出し不可能であり(フェアリーテラスタル?知らんな)、悪技の一貫ができた後の制圧力は凄まじかった。
つららおとしは実質威力0なので全く使わなかった。つららおとしを当てられる人が使えば更なる活躍が見込めるポケモン。
マスカーニャ@きあいのタスキ 特性:しんりょく テラスタイプ:あく
技:トリックフラワー はたきおとす とんぼがえり ふいうち
実数値:151-178(252)-91(4)-×-90-175(252)
本構築のMVP。
ほとんどの試合で初手に投げ、キラフロルを倒すためにのこのことやってきたサーフゴーやハバタクカミを迅速に処理してくれた。
HPが1でも残っていれば十分仕事ができるため、タスキ消費後も雑に扱わずに残しておいて数的有利を取ることを意識して立ち回った。また、相手がしんそくやつぶて、かげうちで倒してきそうな時には、たとえ上を取っていたとしてもふいうちを押さずに積極的にキラフロルを投げるようにしていた。
今シーズンはあまりすばやさに振らない眼鏡ハバタクカミがそこそこいたようで、タスキ消費後でも上からしんりょくトリックフラワーで倒せることがままあった。
あくテラスタルは、はたきおとすやふいうちのリーチを伸ばせるため非常に使い勝手が良かった。
とんぼがえりの枠はイーユイに対面で勝てるようになるローキックなどでも良いかもしれないとシーズン終了後に気づいた。
ハバタクカミ@ブーストエナジー 特性:こだいかっせい テラスタイプ:ほのお
実数値:131(4)-×-103(220)-179(188)-156(4)-183(92)
調整:S4でシグマさんが使用していた型を参考に、ミラー意識で素早さ実数値を+2
多くのポケモンをやんわりと相手することができる便利なポケモン。
このポケモンの時間稼ぎ性能はどくびしととても相性が良く、選出率もそれなりに高かった。ただ、雑に受け出しできるほどの耐久はないため、慎重に扱う必要があった。
テラスタイプはハバタクカミミラーやサーフゴーに強く、マジカルフレイムの火力を上げられるほのおとした。
カイリュー@おんみつマント 特性:マルチスケイル テラスタイプ:フェアリー
技:テラバースト ほのおのうず アンコール はねやすめ
実数値:197(244)-173(28)-137(172)-108-121(4)-108(60)
HB:テラス時マリルリのじゃれつくが~99ダメージ(はねやすめの回復量)
陽気パオジアンのつららおとしがマルスケ込みで確定3発
A:フェアリーテラバーストでB4振りパオジアン確定1発
S:無振り86族抜き抜き
パオジアンへの憎しみが生み出したモンスター。
つららおとしでこちらのポケモンがあまりにも怯みすぎることに加え、元々使っていたノーマルテラスカイリューの使用感がイマイチだったこともあり、このような型に変更した。
パオジアンの他にも構築単位で重いマリルリやガブリアスなども見ることができるが、ハバタクカミやサーフゴーがいると初手に投げにくいため、結局初手パオジへの解答と言えるかはかなり怪しかった。
とはいえフェアリーテラバーストが刺さる場面も多くあり、使用感は決して悪くはなかった。
選出
マスカーニャ+キラフロル@1
8割方はこれ。@1は相手の構築に合わせて臨機応変に対応する(ドクガがいるならカイナ等)。
マスカーニャ@2
キラフロルが刺さっていない場合はこの選出。
テツノカイナ+キラフロル@1
相手にもキラフロルがいた場合はこの選出。ねこ→地震で相手のキラフロルに1回しか行動させずに倒すことができ、こちらは裏のキラフロルでどくびしを回収できる。
カイリュー@2
相手にパオジアンがいる且つハバタクカミがいない構築にはカイリューを初手に投げる。パオジアンが初手に来なくても、渦で削りを入れられるので最低限の仕事はできる。
きついポケモン
テラスタルまで考慮すると対面で勝てるポケモンが1匹もいない。たいてい何らかの手段で素早さを上げてくるため、マスカーニャで削ってハバタクカミで倒すぐらいしか処理ルートが無い。どくびしも撤去されてしまうため、この構築の天敵である。
初手のカミはただのカモだが、裏から出てくるカミには誰も受け出しできないので誰かを犠牲にしなければならなかった。
etc.
最初はいたはずのリキキリンがいつの間にかいなくなっていたので、胞子や受けポケモンへの対処が困難になってしまった。モロバレルにパオジアンを投げるともれなくヘド爆で毒にされる。解せぬ。
俺はお前を絶対に許さない。つらら怯みで全てを解決してくる極悪犯罪者ポケモン。最終日にHPゲージが黄色の鉢巻パオジアンに受け出ししたウルガモスが急所で突破され、その次に出したHP満タンの水テラスタルカイナがつらら2連怯みで突破されたときには本当に頭を抱えた。
おわりに
今シーズンは自分が予てより目標にしていた最終3桁を達成することができ、とても満足のいくシーズンとなりました。キラフロルをめちゃくちゃ気に入ってしまったので、今後も新たなキラフロルの可能性を模索しつつ更に上を目指していこうと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました!